【おむすび】視聴者からのツッコミは多数あるけれど..."王道朝ドラ"に込められた3つのメッセージ
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毎日の生活にドキドキやわくわく、そしてホロリなど様々な感情を届けてくれるNHK連続テレビ小説(通称朝ドラ)。毎日が発見ネットではエンタメライターの田幸和歌子さんに、楽しみ方や豆知識を語っていただく連載をお届けしています。今週は「3つのメッセージ」について。あなたはどのように観ましたか?
【前回】ギャル仲間・ルーリー(みりちゃむ)が恋しい...「日常」を丁寧に描く本作のメリットとデメリット
※本記事にはネタバレが含まれています。
橋本環奈主演の朝ドラ『おむすび』第9週「支えるって何なん」が放送された。
今週は様々な人々の「支える」をテーマに、ある種朝ドラ王道ともいえる、ひとりよがりヒロインのありがた迷惑な親切が、ちょこちょこ突飛な場面と共に描かれる。
沙智(山本舞香)が陸上でインター杯優勝、オリンピック候補選手だったことを知ると「なんで陸上やめたん?」と傷口に直接手をつっこんで聞く結(橋本)。そうそう、こういう無神経さこそ、ある種の朝ドラ王道ヒロインだ。睨まれてもポカーンというのも、実に王道。