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「思いやり駐車場」を遠慮なく使う女性。彼女のありえない主張とは?<後編>

  • 「思いやり駐車場に車を停めた女性。私は声をかけると、その女性は反論してきました。世の中にはいろいろな考え方がありますが、さすがに納得できるものではありませんでした」


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    ■返された言葉に耳を疑う。必要な扱いを受けることが「逆差別」?


    「だったらあっちの車がそこに停めたらいいんじゃないですか?」


    彼女は咄嗟に反論してきました。


    「いや、障害をお持ちの方のようですし、そのスペースは...」


    私がそう言いかけると、その女性はいきなり激しく言い立ててきました。


    「そもそも駐車場なんて早いもの勝ちでしょ? 誰だって便利なところに停めたいんだから。それを障害があるってだけでいいスペースを使えるなんて、そんなの逆差別よ!」


    吐き捨てるように言うと、その女性は早足で店に入っていってしまいました。


    「逆差別って...必要だから用意されているスペースなのに、理由もなく優遇してるわけじゃないだろう!」


    イライラした気持ちでしたが、致し方なくクラクションを鳴らした車に歩み寄りました。

    「どうしても動いていただけないようです...」


    すると、30代と思しき女性が困惑した表情で窓を開けました。


    「困りました。このスペースじゃないと車椅子を出して降りられないんです...」


    たしかに通常の駐車スペースでは、隣の車が邪魔をして車椅子を出すスペースは取れそうにありません。


    面倒なことになったなあと思いながらも、このまま放っておくのも気が引けます。


    近くにいたお店の方に助けを求めると、「従業員通路から店内にご案内できますので」と、店舗裏側の従業員用のスペースを使うように計らっていただけました。


    事なきを得ましたが、私の頭の中では「逆差別」という言葉がぐるぐるしていました。


    ※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
    ※記事に使用している画像はイメージです。

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