「息子が笑っていてくれたから」女手一つで育てた息子がもうすぐ20歳に...幸せをくれてありがとう<前編>
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「もうすぐ20歳の息子と母子二人暮らしです。久しぶりに息子と本屋で待ち合わせをすることになりました。そこには、絵本がずらりと並んでおり、その瞬間、私の頭の中はタイムスリップ。幼かった息子と絵本を読んだ懐かしい日々を思い出してしまいました」
■懐かしい絵本を手にした瞬間、タイムスリップして
夕方の駅ビルの書店で、19歳の息子と待ち合わせをしていました。
久しぶりに食事に行こうと約束をしたので、「何を食べようかな?」と考えながら書店をブラブラ。
帰宅途中の学生がマンガの立ち読みをしている中に、息子の姿を探していたところ、特設コーナーで絵本のフェアをやっていました。
近寄ってみると、懐かしい名作絵本がずらり。
表紙を見ただけで、中に描かれている絵が目に浮かび、文章もすっかり覚えてしまっているものがたくさんありました。
「良い絵本は、何十年たっても変わらず愛されているんだなあ」なんて思いながら、手に取って開いてみると、息子が小さかった頃の記憶が次々に蘇ってきました。