「月に最低20万円は必要」教育費に親の医療費...50歳シングルマザーの「切実な就活」<後編>
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「私は、2人の子どもを抱えるシングルマザーです。教育費だけではなく、実の親の医療費に義母の介護まであり、まだまだお金がかかります。派遣の身では将来が不安でなりません。正社員になるべく就職活動をしていますが、いい返事がもらえず焦る毎日です」
■50歳の就職活動は茨の道で...
そして休日も休めないので疲れが抜けないです。
でも時間があったら電話して面接の予約を入れています。
そうでもしていないと、どうしたらいいか分からなくなっていますから。
最優先しなければいけないのは、悲しいかなお金の問題です。
やりがいでも自分の適性でもなく、まず経済的なことを一番に考えなければなりません。
最低でも月に20万弱の収入がないと、途端に家の経済は成り立たなくなります。
ここがまた悩ましい問題なのです。
今のまま派遣の仕事を続ければ、時給が1,450円~1,700円なので20日勤務で月に20万はクリアできるのですが、何の保障もないままです。
将来のことを見越して目先の金銭的なことだけでは動きたくはないのです。
しかしこれから高校、大学への進学をしたがっている子どもたちと、ガンが見つかって入院、手術の費用がかかる義母のことを考えると、しばらく自転車操業的に仕事をしていくしかないでしょう。
こう考えると、私自身が納得のできる本当の意味での再就職というのはまだまだ叶わず、前途多難、茨の道なのかもしれません。
※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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