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認知症になり、家族に手を上げるようになった父。でもその最期は音楽のチカラで穏やかな笑顔に...

2022年11月15日

  • <この体験記を書いた人>


    ペンネーム:みわちゃん
    性別:女性
    年齢:61
    プロフィール:音楽の力って凄い。自分のできる音楽で皆さんに恩返しをしたいと思っています。


    今から16年前、父の喜寿のお祝いで、家族で上諏訪温泉に行きました。


    ここは、父が満州から引き揚げて来たときに、母親と駅のホームで奇跡の再会を果たした場所です。


    みんなでお祝いの膳を囲む中、「パパ、これから何をしたい?」と、私(当時45歳)が父に尋ねました。


    パパは「...そうだなぁ。やっぱり勉強がしたいなぁ」と答えました。


    80歳を前にしてまだ向学心があるのか、やっぱり凄いなと思いました。


    でも、それから1、2年たった頃から、父は物忘れがひどくなり、同じことを繰り返すようになったのです。


    「お財布はどこにいったかなぁ?」


    認知症あるあるです。


    「パパ、今までたくさん働いたでしょ。だから国がもうお金の心配はしなくてもいいですよって言ってくれているのよ。もうお財布はなくても大丈夫なんだよ」

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