「認知症の義父の介護のために義実家に通う妻。義父は妻と同居していると思い込み、妻を帰してくれません。妻が深夜に帰宅する日が増え、私たち夫婦は半別居のような生活になってしまいました。そんなある日のことです。介護疲れが続いていた妻がふと漏らした一言...。私はどうしても聞き流すことができませんでした」
「私、もう...」え、今なんて言った!?
義父が寝入るのを待ってからでないと帰宅できないのです。
私はいつも1人で夕食を摂るようになり、まるで別居状態です。
「ただいま」
「お疲れ」
「今日は、〇〇さん(私のことです)はまだ帰ってこないのか、とか言い始めて...もうすっかり同居していることになっちゃってるわ」
すっかり疲れ切った顔の妻にかける言葉もありません。
入浴を済ませ、短い夫婦の時間、お茶を飲みながらため息ばかりです。