ラッパーとして活動する一方、脳梗塞や腎不全など、いくつもの病気を経験してきたダースレイダーさん。現在は、クリニックで透析の準備から機器のセッティング、針刺し、片づけまでを自ら行うセルフ透析を続けています。その日々をつづった『セルフ透析はじめました』(KADOKAWA)を上梓した彼に、かつて病院から距離を置き体の異変を見過ごしていた当時の振り返りや、自分の体と向き合う大切さについて伺いました。
視界のぼやけ、肩の痛み、強い疲れ。見過ごしていた体の異変
2010年、33歳だったダースレイダーさんは、クラブでのイベントに出演する直前、脳梗塞で倒れました。突然、周囲が回り始め、声を出すことも立つこともできなくなったといいます。入院後の検査で糖尿病が判明し、左目の視力も失いました。その後、腎機能が悪化し、40歳の頃には「何もしなければ余命5年」と告げられました。
発症前から、体には変化が表れていました。
「後から振り返れば、視界がぼやけたり、左肩が異様に凝ったりしていました。とても疲れやすく、予定がない日はずっと寝ていたんです」