「がんは結局、運の要素が大きい」と話すのは、病理学者として長年がんと向き合ってきた仲野徹先生。食生活に気を配り、健康的な暮らしを心がけていても、病気はある日突然やってくることがあります。だからこそ「がんは運」という言葉は、決して突き放すものではなく、「自分のせい」「生活習慣が悪かったのかも」と自分や家族を責めてしまう気持ちを、そっとほどいてくれる優しさを持っています。本記事では、仲野先生の著書『がんは運である? 自分事として向き合うための手控え帖』(KADOKAWA)より、がんという病気と自分らしく向き合い、納得して人生の選択をしていくためのヒントを抜粋してお届けします。
※本記事は仲野 徹 (著)による書籍『がんは運である? 自分事として向き合うための手控え帖』から一部抜粋・編集しました。
適正な体重の維持
がんによる死亡のリスクと総死亡リスクが、BMIとどういう関係にあるかが調べられている。日本人の中高年が対象で、7つのコホート、35万人以上のデータをプールした大規模解析だから信頼性は高そうだ。ちなみにBMIとはBody Mass Index の略で、体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った値である。