毎日が発見ネット

上皇后美智子さまの長年のご親友であり、彫刻家・舟越桂さんの姉でもある末盛千枝子さん。絵本編集者を経て「すえもりブックス」を設立した末盛さんは、84歳を迎えた現在、東京から移住した岩手山を望む自宅でひとり暮らしを送られています。著書『今だからわかること 84歳になって』(KADOKAWA)は、80代という人生の深まりを迎えた末盛さんだからこそ感じられる、日々の発見や生き方の実感が綴られた一冊です。年齢とともに訪れる身体の変化や暮らしの機微をまっすぐに見つめつつ、ユーモアを交えて語られる言葉の数々は、これからの人生を軽やかに生きるためのヒントにあふれています。


※本記事は末盛千枝子(著)による書籍『今だからわかること 84歳になって』から一部抜粋・編集しました。


人間のありようを描き出す


随分若い頃から、私は人間のありようというものに興味がありました。ありようとは、誤解を恐れずに言えば、人間はどのように死ぬのかということです。それは、誰にもわからないし、悲しい死に方をする人もたくさんいるだろうけれど、それでもみんな同じなのよという思いが、私の中には根強くあります。


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