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「お前は気にするな」と言い残して逝った祖父。知っていたんだね、私は「不思議な何か」が見えていたことを...<前編>

  • 「子どもの頃、不思議な体験をしました。あるときから祖父の体をまとうような黒い影が見えるようになったのです。何かを予兆していたのかもしれませんが、怖くて誰にも相談することができませんでした」


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    ■祖父の体を覆う謎の黒い影...


    10歳の頃に体験した話です。


    私の父は7人兄弟で、7人全てが男でした。


    私(女性)が産まれたとき、女の子が欲しくてたまらなかった父方の祖父(当時50代)はそれはもう喜んだそうです。


    生後間もない私を連れて友人知人の所に行ってお披露目したり、私のおもちゃや洋服を買いあさったり。


    父や母が「もうこれ以上甘やかさないで!」と怒るぐらいかわいがってもらっていました。


    ある日のことです。


    私は「不思議なもの」が見えるようになってきました。


    私が9歳ぐらいの頃から、祖父の周りに黒い影がまとわりついているのを目にするようになったのです。


    頭からつま先まで薄い黒い影が祖父を包み込むように見えていましたが、怖くて誰にも言えず、約1年を過ごしました。

    その間もずっと黒い影がまとわりつき、日に日に黒さが濃くなってきているように感じました。


    相変わらず祖父にかわいがってもらう日々を過ごしていましたが、ある日祖父が出かけるときにこう声をかけてきました。


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    ※記事に使用している画像はイメージです。

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