読んだ瞬間、涙が止まらなくなった。孫をきつい口調で叱ってしまった後、受け取った「手紙」<後編>
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「2人の孫を連れ、離婚後、戻ってきた娘のために育児と家事を担うことになった私。幼い孫との生活は超ハードで、ついつい叱ってしまうこともあるんです。ただ、優しいおばあちゃんでいたいだけなのに、どうしてこうなっちゃうんでしょう」
■幼い孫たちの「ゴメンナサイ」に涙が...
それは、いつも通り夕飯を終えた時のことでした。
「ばあちゃん、遊ぼ♪」と2人の孫が誘ってきました。
でも、食事の後片付けをしなければいけない時間。遊ぶのは無理なのです。
毎日そう説明しているのに「遊ぼう遊ぼう」と言い続ける孫たち。
「この時間は無理なの! 遊べないの!」
私は苛立ち、キツイ口調で言ってしまいました
当然のように、とっても悲しそうな顔になった2人のお孫ちゃん。
うつむいて自分たちの部屋に入っていってしまいました。
「なんでこうなるのだろう...。私は、ただただ優しいばあばでいたいだけなのに」
2人の姿を見て、私は涙が止まらなくなってしまいました。
でも、しばらくして、お孫ちゃん2人が戻ってきてくれたのです。
そして...私にお手紙を渡してくれました。
そこには幼い文字で、こう書かれていました。
「ばあばだいすき。ゴメンね、いつもありがとう」
きっと...幼い2人が一生懸命に考えた「ゴメンナサイ」の方法だったのでしょう。
その手紙を見て、涙がどっどあふれてしまった私。
「ばあばこそゴメンね」というのが精一杯でした。
そんな私を「ばあばが大好き」と言いながら、孫はふたりでギュッと抱きしめてくれました。
「ああ、私はすこし頑張りすぎていたのかもな」
この出来事でそう気づいた私。
まだまだ先は長いのですから、少し肩の力を抜いてやっていこう――。
そう思わせてもらった出来事でした。
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