「これもらえない?」ご近所のクレクレおばさん。10年にわたる攻防戦の結果は!?<前編>
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「ご近所さんに、なんとも不思議なお付き合いのおばさんがいるんです。その方とは10年前に、家族で引っ越してきてからのお付き合いになります。引っ越しのあいさつに行ったときから、もう、おばさんの『不思議さ』がさく裂していて...」
■会ったばかりで、「これくれない?」って...
10年前、現在住んでいる住宅地の一軒家に引っ越して来た時から、そのご近所さんとの付き合いが始まりました。
ご近所さんは現在60代半ばの一人暮らしの女性。
引っ越しのあいさつに伺ったときは、ニコニコ笑顔で穏やかな語り口の人で第一印象はとても良かったのですが、話してみてすぐにその評価は「あ、なんか困った人かもしれない」に変わりました。
なぜなら、引っ越しのあいさつが終わるや否や「おたく、庭にカエルの置物あるよね? あれカワイイよね、もらえないかな?」と、満面の笑みで言われたからです。
欲しいと言われた庭のカエルの置物は陶器製で、30センチくらいの大きな親ガエルが2匹と、5センチくらいの小さな子ガエルが3匹で、合計5匹。