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「愛犬の最期の日」に起きた優しい奇跡。息子の苦しみも持って旅立ってくれたのかな<前編>

  • 「ペットは家族のような存在ですよね。我が家の愛犬も旅立ったとき、それは家族みんなで悲しみました。特にペットを溺愛していたのが息子なのですが、最期になった日、とても不思議なことが起こったのです」


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    ■息子のお願いで飼うことになった愛犬


    わが家の愛犬ポポ(ラブラドールレトリバー)が11歳で脳腫瘍のため亡くなりました。


    ポポとの出会いは、息子(18歳)が小学2年生のときです。


    クラスでいじめに遭っていて、息子が「学校なんて大嫌い。生きるのがつらい」と言っていた頃でした。


    ペットがほしいと一度もねだったことのなかった息子からお願いされたのです。


    「犬がほしい。意地悪をしない、仲良くできる友だちみたいな存在がほしい」


    その言葉で犬を飼おうと決心しました。


    近所のペットショップでポポに一目ぼれした息子は、片時も離れず一緒に生活していました。


    同じベッドで寝て、散歩も毎日欠かさず息子が行っていました。


    息子も家族もポポのおかげで穏やかな日々を過ごしていましたが、今年の春、ポポの脳腫瘍が発覚し、余命宣告を受けました。

    その日は家族みんなで泣きました。


    夫も私も娘も悲しくてやりきれない思いでいっぱいでしたが、やはり気になるのは息子の気持ちです。


    数日間はガックリ肩を落とし、ため息ばかりの息子でしたが「落ち込んでいる暇はない!」と急に切り替えて、前にも増してポポをかわいがるようになりました。


    そして、わらにもすがる思いでインターネットで毎日検索をしては「これが良い」と言われる治療方法をすべて試していました。


    そんな努力もむなしく、ついにお別れのときがやってくるのですが、その夜は不思議な夜でした。


    ※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
    ※記事に使用している画像はイメージです。

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