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生前は嫁の私を振り回す「手に負えない義父」だったけど...死後、思わず感服したことは?<後編>

  • 「亡くなった義父のことです。生前、外食先では毒を吐き、長男の嫁である私を「アッシー」扱い。おまけに病気のための食事制限も無視して家族を困らせる、手に負えない義父でしたが、亡くなった後は、『さすが』と感服してしまったことがありました」


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    ■義父が死後、息子たちに残したものは...


    夫には兄弟が4人いますが、こんな状態になった義父と外食はしてなかったようなのです。


    夫だって一度も一緒に出かけていません。


    もしかすると、義母は義父のそういう姿を息子たちに見せたくなかったのかもしれません。


    「早く死にたい」というのも義父の口癖でした。


    だからお酒やタバコはもちろんのこと、甘いものや糖尿病腎症にはご法度の水分の過剰摂取もします。


    それも私にとってはこの上ないストレス。


    「車の送り迎えならいくらでもするから、一緒にいることだけはご勘弁願いたい......」ずっとそう思っていました。


    お金がある人達なのだからタクシーを利用すればいいのにと思うのですが、ケチなのか嫁である私を巻き込みたかったか。

    私はすっかりアッシー嫁として定着していきました。


    そんな義父でしたが、それなりに稼いでいたにも関わらず、無駄にお金を使うようなことはありませんでした。


    自分が先に逝くことがわかっていたのでしょう、息子達には「母さんの面倒をよろしく見てやってくれ」と十分な財産を残して逝きました。


    レストランで吐いていた毒は義母に向けられた嫌味か?と思ったこともありましたが、そうばかりでもなかったのです。


    そこは昭和一桁のオトコ、死んでも責任は果たすという姿勢には感服します。


    おかげで今寝たきりになった82歳の義母は、十分なお金をかけて自宅で看てもらっています。


    ※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
    ※記事に使用している画像はイメージです。

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