子どもは5人、孫は10名、ひ孫は14人。沖縄で暮らすおばーの唯一の悩みとは
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沖縄最北端の国頭村で暮らすおばーこと大田 吉子さんは、1934年生まれの御年90歳。夫である孝全さんは2023年に亡くなられたそうですが、外に出て村人に話しかければ寂しく感じる時間もありません。そんなおばーの元気の秘訣は、「とにかく喋ること」と、「毎日のウォーキング」。毎日のラジオ体操も欠かしません。そんなおばーの元気の秘訣や何気ない日常、おばーなりの生き方をご紹介しているのが書籍『90歳のおばーのゴキゲンなひとり暮らし 孤独を吹き飛ばして幸せに生きるヒケツ』(KADOKAWA)。おばーの穏やかで満ち足りた生活をぜひお楽しみください。
※本記事は大田 吉子著の書籍『90歳のおばーのゴキゲンなひとり暮らし 孤独を吹き飛ばして幸せに生きるヒケツ』から一部抜粋・編集しました。
目標は100歳まで生き抜くこと
私は長年、村の民生委員としてさまざまな人の悩み相談にのってきました。いろんな悩みに回答しましたね。
能天気で笑っているだけに見えるかもしれませんけれど、私だって人生の折々に、それなりに悩みはあった気がします。
けれども、それもほとんど忘れて、今は楽しかったことしか覚えておりません。
まぁ、だからこそこうして元気に楽しく長生きができるのでしょう。
今の私の悩みといえば
私ひとりで息子と孫、ひ孫たちをあとどれくらい幸せにできるだろうかということ。私の88歳のお祝いで、おじーと一緒に記念撮影しました。沖縄の伝統的な衣装、きれいでしょう?
みんなが笑顔で「ああ楽しい」と言える時間を少しでも長く過ごしてもらいたい。そのために私にできることがあれば、なんでもしたい。幸せをつくっていきたいんです。
私の目標は、100歳まで生きること。
次に、私がいなくなったあと、家族そして世界中の人たちに、もっともっと幸せになってもらうことです。
だから、二度と戦争を起こしてはいけないよ。
世界には残念ながらまだ戦争があるでしょう。それを思うと、胸がとても苦しくなります。だって、世界の人みんなが私のかわいい孫だから。みんなが幸せになってほしいと、今はそれだけを願っております。世界中の人に、もっともっと幸せになってほしいねえ。
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